病院薬剤師として働きながら転職を考えていたころ、一番の不安はお金のことでした。「収入が減ったら生活どうしよう」「ここまで積み上げてきた年収水準を手放すのか」という気持ちが邪魔をして、なかなか動き出せなかった時期があります。
この記事では、実際に転職してみて年収がどう変わったかを正直に書きます。具体的な金額は出しませんが、増減の方向・内訳の変化・転職してみてどう感じたかまで包み隠さず話します。「年収が怖くて踏み出せない」という方にこそ読んでほしい内容です。
結論から言う——年収は「ほぼ変わらなかった」
先に答えを言ってしまいます。私の場合、病院から調剤薬局に転職して、年収はほぼ変わりませんでした。
「え、そうなの?」と思った方も多いかもしれません。
「調剤薬局=年収が下がる」は必ずしも正しくありません。転職先と条件交渉次第で、ほぼ同水準を維持できるケースは十分あります。最初から諦めず、エージェントを活用して交渉することが大切です。
ただし、給与構成が変わった
年収トータルがほぼ変わらなかったとはいえ、内訳を見ると大きく変化がありました。基本給・ボーナス・手当ての比率がそれぞれ変わったんです。
基本給・ボーナスは減った
基本給もボーナスも、病院時代より下がりました。病院では夜勤手当・当直手当が月収を底上げしていた部分が大きく、それがなくなった分、基本給は低く見えます。ボーナスも、私の転職先では病院時代より額が下がりました。
資格手当・家賃手当が増えた
一方で、転職先では資格手当と家賃手当が新たに支給されるようになりました。これが減少分をしっかり補填してくれています。結果として年収トータルはほぼ変わらない水準に落ち着きました。
手当ては求人票の年収欄に埋もれがちですが、種類と金額を必ず確認することをおすすめします。同じ年収でも手当ての有無で、毎月の手取りの安定感はかなり変わってきます。
「年収が下がるから転職できない」と思っていた自分へ
転職前の自分に一言言えるとしたら、こうです。
「年収だけで転職を判断しないで」と。
転職を考え始めてから実際に動き出すまで、年収への不安が何度も足を引っ張りました。でも実際に転職してみると、年収はほぼ変わりませんでした。
もちろん転職先によっては年収が下がるケースもあるかもしれません。条件交渉がうまくいかないこともある。だから「絶対に下がらない」とは言いきれません。
ただ、「年収が下がるかもしれない」という恐れだけで、転職という選択肢を最初から消してしまうのはもったいないと、今は強く思っています。転職活動を進めて、実際の求人・条件を自分の目で確かめてから判断しても遅くはないはずです。


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