そう思いながらも、なかなか動き出せなかった時期が私にもありました。
地方の急性期病院に勤めていた30代の薬剤師が、悩みながら転職を決めた話です。
転職して「正解だった」と今は思っています。でも当時は不安だらけで、簡単に踏み出せるものではありませんでした。
このブログでは、そんな私のリアルな経験をもとに、転職を考えている病院薬剤師の方に少しでも参考になる情報を発信していきます。
急性期病院薬剤師として働いていたころの話
地方の急性期病院で、調剤から病棟業務まで幅広く担当していました。
正直に言うと、働き始めた最初からしんどかったです。「慣れれば楽になる」と自分に言い聞かせていましたが、その「慣れ」がなかなかやってきませんでした。
業務量の多さはもちろん、それ以上に職場の空気がきつかった。忙しい環境だからこそ、スタッフ同士の余裕がなく、自分のことで精一杯な人が多い印象でした。
「この職場で働き続けることが正解なのか」——そんな問いが、頭の片隅にずっとありました。
転職を決意したきっかけ
じわじわと限界が来ていた中で、決定打になったのが上司との関係でした。
人によって態度を露骨に変える上司で、私にはとにかく厳しく、一度目をつけられると何かにつけて指摘が続く——そんな状況が続いていました。ゲームで言えば、常にデバフがかかった状態で戦い続けている感じ、といえば伝わるでしょうか。
もともと職場内でも評判のよくない上司だったので、「理不尽だ」という気持ちはありました。ただそれでも、職場を変えるという選択肢は当時の自分には大げさに感じていました。
そんなとき、「転職活動をするだけならノーリスク」という考え方を知りました。今の職場を辞めると決めなくていい、ただ情報を集めるだけでいい——その言葉が、重かった腰を少し軽くしてくれました。
最初は「現状が変わるかも」という軽い気持ちでの一歩でした。でもその一歩が、自分の人生を動かすことになりました。
調剤薬局への転職、実際どうだった?
転職活動の進め方
転職活動は、転職エージェントを使って進めました。転職活動の具体的な流れについては、こちらの記事にも書いています。
「ノーリスクでやってみよう」と登録した最初は、担当者と話すだけで自分の市場価値や選択肢が見えてきて、それだけで視野が広がった感覚がありました。在職中のまま動けるので、思っていたより気軽に進められました。
転職してみてわかったこと
そして調剤薬局へ転職。正直、病院とはかなり違う世界でした。
一番大きかったのは、考え方の幅が広がったことです。
病院では「病院の当たり前」の中で働いていたので気づきませんでしたが、別の業界に入ることで「そういう見方もあるのか」という気づきが増えました。
仕事の捉え方だけでなく、人としての視野も広がった感覚があります。転職は、薬剤師としてだけでなく、自分という人間を成長させてくれた経験だったと今は思っています。
もちろんギャップもありました。病院とは業務の流れも求められることも違うので、最初は戸惑う場面もありました。それでも「来てよかった」と思えたのは、環境が変わることで自分自身も変われた実感があったからだと思います。
転職を考えている薬剤師さんへ伝えたいこと
転職を考えているとき、「こんな理由で辞めていいのか」「自分だけが弱いんじゃないか」と思っていました。
でも今振り返ると、環境を変える選択は決して逃げではなく、自分の人生を主体的に選んだということだと感じています。
ただ、転職が全員にとっての正解かというと、そうとも言い切れません。今の職場で解決できることもあるかもしれないし、転職先でも新たな悩みは出てきます。大事なのは「転職すること」ではなく、自分にとって何が必要かを考えることだと思っています。
そのうえで一つだけ言えるとすれば、「まず動いてみること」です。転職活動は始めたからといって必ず転職しなければいけないわけではありません。情報を集めるだけでも、今の自分の立ち位置や選択肢が見えてきます。
悩んでいるなら、まず一歩だけ踏み出してみてください。その一歩は、思っているより軽いはずです。
まとめ
地方の大病院で働き続けることに限界を感じ、転職エージェントを使って調剤薬局へ転職した私の経験を書いてきました。
当時の自分に言えるとすれば、「もっと早く動いてよかった」の一言です。悩んでいた時間が長かった分、一歩踏み出したときの景色は思っていたより明るかったです。
このブログでは、同じように転職を考えている病院薬剤師の方に向けて、リアルな経験をもとにした情報を発信していきます。
転職活動の進め方や、職場選びのポイントなど、一人で悩まなくて済むようなヒントをお届けできればと思っています。
少しでも参考になれば嬉しいです。一緒に、自分らしい働き方を考えていきましょう。
在職中に転職活動を進めた体験談については、こちらの記事も読んでみてください。

コメント