この記事では、病院薬剤師から調剤薬局に転職して「実際に何が変わったか」を正直に書きます。
変わったこと・変わらなかったこと、どちらも包み隠さずお伝えします。
まず正直に言う:病院時代、業務自体はそれほど問題じゃなかった
「病院薬剤師はみんな過酷」みたいなイメージを持っている方もいるかもしれませんが、
職場によってかなり差があるのではないかと思います。
私の場合、日々の業務という点では、実はそれほど悪くありませんでした。
だから転職後も「残業がなくなった!」という劇的な変化はありませんでした。
もともとの差がそこまで大きくなかったということです。
残業については、職場によってはその期待が思ったほど満たされないかもしれません。
それよりもっと大きな変化が、別のところにありました。
転職後に変わったこと:当直がゼロになった
転職してから、大きく変わったことのひとつが月1回の当直がゼロになったことです。
「月1回くらい大したことないのでは?」と思う方もいるかもしれません。
でも実際には、当直の影響は「その1日」だけでは終わりませんでした。
当直は「その日」だけの問題じゃない
当直中は呼び出しが多く、まとまった睡眠はほぼ取れません。
翌日は休みでしたが、体が完全に回復するまでには時間がかかります。
「休日なのになんとなく疲れが取れない」という感覚が月に何日かある——
それが地味にじわじわ積み重なっていきました。
さらに当直の数日前から「今月の当直はいつだっけ」「呼び出しが少ないといいけど」という意識が頭の片隅に残り続けます。
スマホで例えるなら、月1回完全放電させながら、常にバックグラウンドでアプリが動いている状態です。
当直がなくなって変わったこと
調剤薬局に転職してから、この「月1回の完全放電」がなくなりました。
毎週同じリズムで生活できて、「今週は当直明けで体が重い」という週がなくなりました。
生活全体のベースラインが上がった感覚です。
当直以外にも、転職後に変わったことはいくつかあります。
仕事内容や職場環境の全体的な変化については、こちらの記事でまとめています。
→ 病院薬剤師が調剤薬局に転職してみてわかったこと【正直な体験談】
転職して一番感じた変化は「人間関係が気楽になったこと」だった
転職して一番感じた変化は、時間でも給与でもなく、「人間関係が気楽になった」ことでした。
病院時代の職場は、もともと自分を優先する人が多い雰囲気がありました。
全体的に「自分さえよければ」という空気が漂っていて、
それがじわじわ自分を疲弊させていきました。
「じわじわ疲弊していく職場の雰囲気」から解放された
大きなトラブルがあったわけではありません。
でも日々小さな気疲れが積み重なって、
気づいたときには職場に来ること自体が少し重く感じるようになっていました。
調剤薬局に移ってから、その感覚がなくなりました。
ゲームに例えるなら、「ずっとかかっていたステータス異常(疲弊)が、転職でリセットされた」感覚です。
「人間関係が改善された」というより、
「疲弊させる雰囲気の中での人間関係がなくなった」という方が正確かもしれません。
変わったこと・変わらなかったことを整理すると
変わったこと
・人間関係の感じ方:疲弊した状態でのやり取りがなくなり、気持ちが楽になった
・当直がゼロになった:生活リズムが安定し、毎月の「放電イベント」がなくなった
・夜の不安がなくなった:「今夜呼ばれるかも」というプレッシャーが消えた
思ったより変わらなかったこと
・残業の量:もともと病院でも1時間以内が多かったため、そこまで劇的な差はなかった
「転職したらこれが変わるだろう」と思っていたことが変わらず、
「これは変わらないだろう」と思っていたことが大きく変わる——
転職はそういうものかもしれません。
結局、転職して後悔しているか?
後悔はしていません。
ただ「病院が悪かった」というわけでもない、というのが正直な感想です。
日常の業務自体はそれほど過酷ではありませんでした。
でも職場の雰囲気の中で日々じわじわ疲弊していく感覚——
それが「このまま続けていくのは違うかな」という気持ちに少しずつつながっていきました。
「大きな不満」よりも「小さな積み重ね」で転職を決めた、というのが私のリアルです。
転職を考えている方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
まとめ
病院→調剤薬局に転職して変わったこと(私の実体験)
・転職して一番感じた変化は「人間関係が気楽になったこと」
自分を優先する人が多い職場の雰囲気から解放され、気持ちが楽になった
・当直がゼロになり、生活リズムが安定した——毎月の消耗がなくなった
・業務自体は病院でもそれほど悪くなかったため、転職後も劇的な差はなかった
・「大きな不満」ではなく「小さな積み重ね」で転職を決めた
「何が変わってほしいか」を言語化してみると、転職の判断がしやすくなると思います。
この記事を読んで「自分も動いてみようかな」と思った方は、
在職中の転職活動の進め方を書いたこちらも参考にしてみてください。
→ 在職中に転職活動を進めた方法と、正直しんどかったこと【病院薬剤師の体験談】


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