病院薬剤師の将来性、転職してから初めて気づいたこと

転職

病院薬剤師として働いていると、将来性が気になることはありませんか。AIに仕事が奪われるとか、薬剤師の供給が過剰になるとか、そういう話を耳にして、なんとなく不安になっている方もいるかもしれません。

私も病院薬剤師として働いていた時期がありましたが、正直なところ、将来性についてはあまり深く考えていませんでした。それよりも目の前の職場の辛さの方がずっと大きかったからです。

この記事では、調剤薬局に転職してから気づいた、病院薬剤師の将来性についての話を書きます。転職して外に出たからこそ見えてきたことがあります。将来性が不安で転職を迷っている方に、少しでも参考になればと思います。

病院にいるときは、将来性をあまり考えていなかった

最初に正直に言うと、転職前は「病院薬剤師の将来性」についてほとんど考えていませんでした。AIの話や薬剤師の供給過剰の話は耳に入っていましたが、自分ごととして受け止めることはなかったです。

転職を考え始めたきっかけも、将来性への不安ではありませんでした。職場の人間関係や働き方が辛くて、「このままではまずい」と感じたのが最初の動機です。そのあたりの経緯はこちらの記事に書いています。

将来性について「ちゃんと考えなくて大丈夫だったのか」と思う方もいるかもしれません。今振り返ってみると、あまり深く考えなかったのは結果的に良かったのかもしれないと思っています。理由は後で書きます。

転職前、私は将来性よりも「今の職場が辛い」という感覚の方がずっと大きかったです。将来性への不安が転職のきっかけになる方もいると思いますが、私の場合はそうではありませんでした。

調剤薬局に転職してから初めて気づいた、病院薬剤師の特殊な立場

調剤薬局に転職してから、初めて比較対象ができました。病院と調剤の両方を経験したことで、病院薬剤師という立場の特殊さに気づいたのです。

病院薬剤師は医師や看護師と密に連携し、病棟業務もこなします。専門性は高いですが、外のマーケットでその経験がどう評価されるかは、病院の中にいる間はなかなかわかりません。調剤薬局に来て感じたのは、「外から見ると病院薬剤師のスキルセットはかなり特殊だ」ということでした。良い意味でも、そうでない意味でも。

「病院薬剤師は調剤で使えない」という話を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、実際のところはこちらの記事でも書いたとおり、そこまで単純ではありません。ただ、病院の中だけにいると見えにくい部分があるのは確かです。

調剤薬局に転職してから初めてわかることが、将来性についてもあると感じています。どちらが良い・悪いではなく、外に出て比較してみないと見えてこないものがある、ということです。

病院薬剤師という立場の特殊さは、病院の中だけにいるとなかなか気づきにくいです。調剤薬局に転職してから比較対象ができて、初めてその特殊さが見えてきました。

将来性を調べすぎると、悪材料が少なからず出てきて動けなくなる

今思うのは、将来性を調べすぎない方がいいかもしれない、ということです。

ネットで「病院薬剤師 将来性」と検索すると、AI代替の話、薬剤師の供給過剰の懸念、調剤報酬改定の影響など、悪材料が少なからず出てきます。「知らないほうがよいかも、動けなくなるから」というのが、今の私の正直な気持ちです。

RPGで例えると、レベル1の段階でラスボスのステータスを調べてしまうようなもので、将来性の悪材料を先に知りすぎると、動く前から諦めたくなってしまいます。

もちろん情報収集は大切です。ただ、調べれば調べるほど不安が積み重なっていくという面もあります。ある程度の情報を得たら、一旦止めて自分の気持ちに向き合う方が良いのかもしれないと思っています。

転職の進め方が不安なら、まず転職エージェントに相談してみるのが一番です。情報をひとりで抱えて悩むより、プロに整理してもらう方が気持ちが楽になります。エージェントについてはこちらの記事も参考にしてみてください。

将来性の悪材料は、調べれば必ず出てきます。情報に圧倒されて動けなくなるくらいなら、ある程度で調べるのをやめて自分の気持ちを確認する方が、私には合っていました。

将来性より先に、自分がやりたいことを考えてみてほしい

最後に、将来性が気になって転職を迷っている方に伝えたいことがあります。

将来性よりも先に、「自分が何をやりたいか」を考えてみてほしいです。それが今の病院でかなわないと思うなら、転職をしてもよいかもしれません。逆に今の病院でやりたいことがあるなら、今のままでいるという選択も全然ありだと思います。

大事なのは、自分で考えて決めることだと思います。将来性という外側の情報に振り回されるより、「自分はどうしたいか」という内側の問いに向き合うことが先だと感じています。

私が転職を決めたのも、将来性への不安からではありませんでした。今の職場がしんどくて、もっとゆとりを持って働きたいと思ったからです。転職のタイミングについて迷っている方はこちらの記事も参考にしてみてください。

まとめ

転職前、私は病院薬剤師の将来性についてあまり考えていませんでした。調剤薬局に転職してから比較対象ができて、初めて病院薬剤師の立場の特殊さに気づきました。将来性を調べすぎると悪材料が少なからず出てきて動けなくなります。「知らないほうがよいかも、動けなくなるから」というのが今の正直な気持ちです。将来性より先に「自分がやりたいことが今の病院でかなうか」を考えてみてください。それが判断の出発点になると思います。

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